受験が終わった今、お子さんは少しずつ「これからの進路」について考える時期に入ります。高校や大学に進学する場合、どんな勉強をしたいのか、どんな職業に興味があるのかを考え始める良いタイミングです。
ただし、受験直後にすぐに「次の目標を決めなさい」とプレッシャーをかけるのは逆効果になることもあります。まずはリラックスしながら、少しずつ将来のことを考えられるよう、親として適切にサポートしていきましょう。
進路について考えるメリット
- モチベーションを維持できる
→ 受験が終わり気が緩みすぎるのを防ぎ、次の目標が見えてくる。 - 自分の興味や適性を知る機会になる
→ 「自分は何が好きなのか?」「どんなことに向いているのか?」を考えるきっかけになる。 - 将来の選択肢を増やせる
→ 早めに情報収集をしておくことで、より多くの選択肢から進路を決められる。
どんな情報を集めると良い?
進学先の情報だけでなく、将来の職業や生き方についても幅広く調べてみることが大切です。
① 進学先の情報
- 高校や大学でどんな学科・コースがあるのかを調べる
- 志望校のオープンキャンパスに参加してみる
- 卒業生の進路や就職実績をチェックする
② 将来の職業について調べる
- 気になる職業の仕事内容や必要な資格を調べる
- 企業のインターンシップや職場見学に参加してみる
- 実際に働いている人の話を聞いてみる(親の知人や先生など)
③ 海外留学や専門学校などの選択肢も視野に入れる
- 「大学以外の道」についても情報を集める
- 海外留学、専門学校、就職など、多様な選択肢を考える
進路を考えるためのステップ
お子さんが無理なく将来について考えられるよう、次のようなステップで進めてみましょう。
- 自分の興味や得意なことを振り返る
- 「何をしているときが楽しい?」
- 「どんな勉強が好きだった?」
- 「将来やってみたいことはある?」
- 気になる学校や職業の情報を集める
- インターネットや本で調べる
- 進学相談会や企業の説明会に行ってみる
- 実際に体験してみる
- オープンキャンパスや職場見学に参加する
- ボランティアやアルバイトで実際に働いてみる
親ができるサポート
1. 進路の話を無理に押し付けない
→ 「そろそろ将来のことを考えなさい」と強制せず、お子さんのペースを尊重する。
2. 興味を持ちそうな情報をさりげなく伝える
→ 「こういう学校があるみたいだよ」「こんな仕事もあるんだね」と会話の中で自然に情報を提供する。
3. 進路について話しやすい環境を作る
→ 「どんなことに興味があるの?」と聞き、お子さんが自由に考えを話せる雰囲気を作る。
まとめ
受験が終わった後は、少しずつ将来について考える時間を作ることが大切です。焦らず、お子さんが自分のペースで進路を考えられるよう、親はサポート役に徹しながら、情報を提供していきましょう。